予測市場のスプレッドを確認する10分間のルーティン
「面白そう」から「この取引を理解した」へ進むための、繰り返し使える手順です。30秒で2つのルールブックを読めるふりはしません。

スキャナーは価格差を見つけるのは得意ですが、その差が本物かどうかを教えるのは苦手です。ペアを取引として扱う前に、私たちが使っている手順です。
0〜2分:ノイズをふるい落とす
まずマッチ信頼度を90%以上に設定し、最小の板の厚みを予算に合った水準にします。ROIが良すぎるように見えるものは隠しましょう。明日結果確定する市場での200%のリターンは、たいてい古い気配値か、薄い板、あるいはルールの不一致です。デフォルトの最大ROIフィルターには理由があります。
2〜5分:2つの市場を読む
両方の市場を別々のタブで開きます。結果確定の情報源、取引終了時刻、例外的なケースを読みます。タイトルの数字、日付、タイムゾーン、方向を表す言葉が1つでも違えば、いったん止まって文言を正確に比較します。ここは自動化で片付けられない部分です。
5〜7分:約定できるかを確認する
両方のレッグで、提示されている売り気配にどれだけの数量があるかを見ます。片方が$5でもう片方が$5,000なら、あなたの取引は$5の取引です。各取引所のテイカー手数料を確認します。Kalshiでは固定のパーセンテージではなく実際の価格に基づく手数料を使い、Limitlessでは手数料が概算である可能性を忘れないでください。
7〜9分:レッグの順番を決める
どちらのレッグを先に出すか決めます。薄いほうのレッグはたいてい自分から離れていくので、そちらを先に出し、2つ目のタブを準備しておきます。両方の注文が気配値で約定するとは仮定しないでください。最初のレッグが約定して2つ目が約定しなければ、あなたが持っているのはアービトラージではなく、片足だけのポジションです。
9〜10分:書き残す
ペア、価格、数量、手数料、結果確定のルール、時刻を記録します。取引がうまくいかなかったとき、どの前提が崩れたのかを突き止める手がかりになります。うまくいったときは、それを繰り返す方法になります。
- ✓マッチスコア90%以上
- ✓板の厚みが予定数量をカバー
- ✓両方のルールブックを読んだ
- ✓実際の価格で手数料を確認
- ✓最初のレッグを選んだ
- ✓メモを書いた
10分で終わる保証はありません。1時間かかるペアもあれば、10秒もかける価値がないペアもあります。このルーティンは速い判断を一貫させるためのもので、すべての判断を速くするためのものではありません。
1つだけ覚えるなら:スキャナーは問いを見つけてくれます。その答えを出すのは、まだあなた自身です。
出典
The team behind the scanner. We write about cross-venue pricing, resolution rules and the mechanics of locking in spreads on prediction markets.

